M.S
工業高校出身 先輩社員Interview
就職を選択して得られた、 やりがいと成長と、心強い仲間たち。
就職を選択して 得られた、 やりがいと成長と、 心強い仲間たち。
東京営業本部 東京支店 南部支社 施工チーム 入社9年目(取材当時) 工業高校電気科卒
K.Y
東京営業本部 東京支店 南部支社 施工チーム 入社9年目(取材当時) 工業高校電気科卒
K.Y
subject01
人生で大切なことは
野球を通して学んだ。
進学か就職か、
悩んで出した答えは
「関電工の受験」。
小学生、中学生、高校生と野球を続けてきた。小学生時代から、ポジションはピッチャー。コントロールに優れた技巧派のエースとして活躍した。特に高校時代は、野球一色の生活だった。人生で大切なことは、すべて野球を通じて学んだと話すYさん。野球をやり続けてきたから今の自分があると言う。

「挨拶や目上の人に対する礼儀といった基本的なことから、人とのコミュニケーションの取り方、付き合い方など多くのことを野球から学びました。野球は個人競技ではないので、チームワークが非常に重要になります。良いチームワークを維持するには、相手を思いやる気持ちが大切ですし、目標に向かって一丸となる必要もあります。また、私は元々負けず嫌いでしたから、諦めない、挫けない気持ちも野球を通して鍛えられました。今の自分の人間性を形成したのが野球だと思っています」
一方、学業にも前向きに臨んだ。元々勉強は好き。特に電気工事の実習、電子回路製作などのものづくりには積極的に取り組んだ。実際、クラスの中で成績はトップクラス。やがて将来の進路を考えるようになった。就職率の高い高校だったが、Yさんは大学進学も選択肢の一つと考えていた。
「大学に進学して教師になりたいという想いもありました。一方で就職という道もある。ただ就職といっても、自分が本当にやりたいことがまだ見つかっていませんでした。高校最後の夏の大会が終わった頃、先生に就職先として勧められた会社が関電工。初めて聞く社名でしたが、話を聞く中で、電気設備工事会社の中でも、トップクラスの安定した企業であることを知りました。最後まで進学か就職か悩みましたが、実習で経験した電気工事で、さらに電気の世界の面白さを感じて就職の道を選択し、採用試験を受けました」

入社試験は高校3年の秋。約半月後に結果が出た。先生の元に連絡があり、その後正式な合格の書類が自宅に届いた。率直に嬉しかった。残りの高校生活を思いっきりエンジョイできるとも思った。同時に、数ヶ月後から始まる、新しい社会人生活に期待が膨らんだ。
subject02
自分の手で
ものづくりをしたいと思った。
「技能職」として屋内線工事を担当。
入社後、茨城県牛久市にある人材育成センターで半年間の研修を受けた。その後の現場研修では、神奈川県にある営業所を拠点に、競技場や神社、薬品工場の電気工事に携わった。研修といっても実際に現場で作業を行うため、人材育成センターでの研修とは内容も環境も異なってくる。初めての現場でYさんはどのように感じたのだろうか。

「初めて現場に入って感じたのは、新鮮な驚きでした。話は聞いていたものの、実際に目にすると、すべてが自分にとって新しい世界であり、ワクワクしたのを覚えています。現場研修を振り返ると、楽しかったという印象だけが残っています。基本的に上司から指導を受けて作業を行っていくのですが、日々新しいことを覚えていくことがとても楽しく、成長している実感がありました。この研修期間で電気の知識をたくさん吸収できました」
様々な作業員が出入りする大規模な現場では、エレベーターを独占しないよう関係各所と連絡を取り合う。
大規模な現場では、関係各所とも協力しながらエレベーターを活用。
こうした研修を経てYさんは技能職として正式に配属されることに。関電工の施工現場の社員は「技術職」と「技能職」に分かれており、技術職はいわゆる施工管理の業務。協力会社を指揮・管理して現場の円滑な進捗を担う仕事だ。技能職は協力会社とともにものづくりそのものに関わり、また協力会社を取りまとめていく役割を担う。

「私は、実際に自分で手を動かしてものを作る方が性に合っていると思っていましたし、その方が自分はやりがいを感じられると思っていました。」

技能職として配属以来、Yさんは「屋内線工事」を担当している。現場では、配線工事のほか、照明器具、コンセント、分電盤の取り付け、分電盤への接続作業や結線、送電及び回路のチェックなど、屋内線工事と一言でいっても多岐に及ぶ業務内容だ。これまで様々な現場を経験したが、入社3年目から5年間空港の電気設備改修工事に携わったことは、Yさんにとって転機の一つになった。

「空港内各所の改修工事に関わりましたが、照明のLED化プロジェクトは非常に勉強になりました。それまでは上司の指導の元で電気に関する知識の吸収に努めていましたが、ここでは作業チームのリーダー的ポジションを任されたことで、現場全体を俯瞰する視点やコミュニケーションスキルを身に付けることができたと感じています」
subject03
あかりが灯ったとき、
常に感動がある。
電気の世界を究めて
高い専門性を身に付けたい。
関電工に工業高校から入社する人は、学生時代に第2種電気工事士の資格を取得しているケースが多い。しかしYさんは進学か、就職かを悩んでいたこともあり、資格を取得しないままに入社した。そのため、研修期間中に第2種を取得、その後第1種も取得している。資格は業務を行う上で不可欠な要素だが、Yさんの向上心が資格取得を加速させた。現在も1級電気工事施工管理技士の資格取得に挑戦中である。そんなYさんは、どこに仕事のやりがいを感じているのか。

「空港の改修工事のときも感じましたが、自分たちが施工した照明が点灯した瞬間、いつも感動があります。街中や建物内に照明があるのは当たり前ですが、これがなくなった、あるいは何かの障害で点灯しなくなったことを考えると、自分たちは人々の生活・暮らしを支えている実感があり、そこにやりがいを感じます。電気はなくてはならないものですから」
真剣な眼差しで作業に向き合うYさん。このとき行なっていたのは、コンセントの挿入口を壁に埋め込む作業。
コンセントの挿入口を埋め込む作業にも、真剣な眼差しで向き合う。
そう語るYさんは、現在東京の大規模再開発現場を担当している。大型複合ビルが建築中であり、これまで同様屋内配線工事が担当だ。Yさんたち技能職は極めて高い電気に関する専門性が求められる。業務の一つに送電や電気回路チェックがあるが、これは技術職の人が代わることはできない。送電や通電といった電気が走っている箇所が適正かどうか、厳密かつ厳正にチェックするのもYさんたち技能職の役割だ。

「電気の世界は究めていくと、終わりがないと感じています。常に新しい発見があり、新しい知識を吸収できる。それが面白いですし、モチベーションの源にもなっています。電気についてはまだまだ知らないことが山ほどあるので、一つひとつ学んでいくことで優れた技と知識を持った技能職として成長し、周囲から頼られる存在になりたいと考えています。目指すのは現場の作業チームを束ねるヘッドである『職長』になることです」

最後に、Yさんに関電工に入社して良かったと思うことを聞いてみた。

「技能職という魅力ある仕事に出会えたこと、電気という世界の奥深さに触れられたこと、率直に仕事が楽しい、やりがいを感じられるなど、入社して良かったと感じることはたくさんありますが、一番は関電工の「人」、仲間と出会えたことです。みなさん人柄が良く優しい。面倒見が良く、いつでも助けてくれます。こういう素晴らしい人たちと一緒に働けることに、関電工に入って良かったと心から思いますね」
M.S