過電圧低減接地システム
接地抵抗が調整可能、雷過電圧が抑制できる接地システム
【特許第6519083号】
【特許第6519790号】
接地で「低い接地抵抗が得られない」「接地極を埋設するスペースがない」「雷の被害が心配だ」などの経験はないでしょうか。開発した「過電圧低減接地システム」はこのような困りごとを解決できます。
本システムは、充填土壌の特性によって接地抵抗値を調整できる円筒形の外部電極と棒状の内部電極で構成された接地極および低い接地抵抗値を持つ建築構造体を連携したシステムです。
主な特長
- 1低い接地抵抗が容易
接地抵抗は、外部と内部電極間の抵抗に依存するため、この抵抗を小さくすることで、接地抵抗を低くすることができます。
- 2接地抵抗を調整可能
開発した接地システムの外部と内部電極間の抵抗は、接地システムの寸法と、充填する土壌の大地抵抗率で求まります。充填する土壌の大地抵抗率を変えることで、抵抗を調整することができます。
- 3雷で発生する過電圧を抑制
建築構造体に落雷すると電位が上昇し、雷電流の一部が外部電極に流れて、電位干渉により過電圧が抑制されます。SPDで処理するエネルギーも少なくなり、耐量の小さいSPDを選択できるようになります。
過電圧低減接地システムは、新築やリニューアルの物件に適用できます。
接地についてのお困りの時は、接地システムのひとつとして、ご検討ください。相談いただければ、個別に対応させていただきます。
開発:(株)関電工、日本地工(株)、中部大学
お問い合わせ先
戦略技術開発本部 技術開発部
- ※メールアドレス: gijyutsu@kandenko.co.jp