小口径カーブ配管工法

お客様電力引込み管工事を非開削施工にチェンジ

【実用新案】第3216616号
【意匠】第1668690号

概要

防災性向上やバリアフリー化に向けて無電柱化の必要性が高まる中、これまでお客様敷地内への電力引込み線用埋設管路の敷設は、すべて開削工事により行われて参りましたが、支障物を迂回するために生じる工事期間の増加や施工費の上昇、そしてお客様への大きな負担などが課題でした。

そこで、ガス・水道工事で実績のある(株)トーメックの「誘導カーブ推進工法」に当社の保有する知見を加え、非開削による電力引込み線用管路の敷設施工を可能とする「小口径カーブ配管工法」を開発しました。
小口径カーブ配管工法は、施工イメージ図に示すように、一工程目で推進管の押込み、次の二工程目で敷設管の引入れを行う、二工程式の小口径推進工法です。

システム全景
施工イメージ

主な特長

  1. 1縦断カーブ施工により駐車場や塀などの支障物をかわした配管工事が可能
  2. 2振動・粉塵が発生せず、低騒音で周辺環境に配慮した施工が可能
  3. 3省スペース施工かつ生産性が高く経済的

適用仕様と装置仕様

適用仕様
項 目 仕 様
適用土質 普通土、砂、小礫、N≦10
推進距離 L=10m程度(max 15m)
施工線形 直線、縦断曲線(min 1.5mR)
立上高さ H≦2.5m
敷設管種
管径
LFP、FEP、EP:Φ50、80mm
CCVP、EP:Φ100mm
装置仕様
項 目 仕 様
ヘッド外径 70mm
推進管外径 65mm
拡径リーマ
外径
LFP80用 116mm
CCVP100用 124mm
押込力/引抜力 78.5kN/78.5kN(8tf)
ヘッド回転トルク 180N・m(18.4kgf・m)
最小立坑寸法 長 1.2m × 幅 1.0m

適用箇所

  • 高い塀・盛土など支障物により、開削配管が困難なお客様敷地内の供給管路
  • 共同溝や洞道などからのアクセス管
  • 道路横断や植樹帯、埋設物などの下越し管路
お客様敷地内の供給管路工事の適用イメージ
埋設管などの下越し管路のイメージ

お問い合わせ先

社会インフラ統轄本部 技術企画部

050-3132-4177