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配電工事向けアシスト工具を3社で共同開発

2024年08月23日

当社は、株式会社ニシヤマ(東京都大田区、代表取締役社長 西山正晃)様、アシストスーツメーカーの株式会社ダイドー(大阪府河内長野市、代表取締役社長 追田尚幸)様と、架空配電線作業に特化したアシスト工具類の開発を行いました。

アシストツールは、株式会社ダイドー様が2019年に発売したコンパクトで特定の電力等を必要としないアシストスーツ「TASKシリーズ」の設計技術が、肉体的負担の大きい架空配電線工事の間接活線工法で使用するホットスティック(絶縁操作棒)作業の改善に応用できると判断し、2020年より共同開発を進めてまいりました。
また、同社の設計製造ノウハウを活かして、電線や仮設用バイパスケーブルを架線するための延線用ロープを一般的な充電ドライバーを使って巻上げる小型ロープ巻取機も共同開発いたしました。
この度、架空配電線の各営業所へ試験的に導入し、現場の作業者からは「身体への負担が少なくなった」「安全で効率的に作業が出来るようになった」など良好な声が上がっています。

当社は、労働集約型の架空配線線工事の現場においても、労働負荷軽減に寄与する新たな工具を積極的に取り入れ、作業環境の改善に取り組んでまいります。

アシストツール.jpg小型ロープ巻取機.png

【アシストツール】                                   【小型ロープ巻取機】                 
間接活線作業時にホットスティックの操作力を補助します。                 一般的な充電ドライバーを活用して、電線や仮設用バイパスケーブル
作業位置に合わせ角度やスライドを調整することが可能で、肉体的負担            などの延線作業をアシストします。
の軽減と作業の安全性向上に寄与します。                         柱上作業でも地上でも巻取り作業が可能です。
また、Y字型受け台を油圧工具用に交換すると、手で持って行う圧縮作業           ※小型ロープ巻取機の取り扱いには「巻上げ機の運転業務に係る特別
などにも活用可能です。                                 教育」が必要です。


■本件開発 参画企業
(開発・導入)株式会社関電工
(開発・販売)株式会社ニシヤマ
(開発・製造)株式会社ダイドー