いすみ市地域マイクログリッド

電力供給のレジリエンスに対応する
~地域マイクログリッド~

関電工では2023年2月から、千葉県いすみ市において『いすみ市地域マイクログリッド』の運用を開始いたしました。
地域マイクログリッドとは、限られたエリア内で電力会社の配電線を活用し、再エネを主電源とした分散型電源システムによりエネルギーの地産地消を体現できる小規模エネルギーネットワークです。

いすみ市地域マイクログリッドは、大規模災害などにより長時間の停電が発生する際に、電力会社の送配電ネットワークから切り離され、稼働します。
対象エリアは、防災拠点のいすみ市庁舎と指定避難所の大原中学校を取り囲み、需要家数は27軒です。
今回新たに導入した分散型電源システムは、太陽光発電と蓄電池に加え、関電工が独自に開発したLPガス発電機から構成されます。LPガスは、長期間備蓄しても燃料の劣化がほとんどなく、また、調達も容易であることなどから極めて災害に強い燃料と言えます。加えて、今回はカーボンクレジットを活用したカーボンニュートラルLPガスを採用しました。

いすみ市地域マイクログリッド構築の取り組みは、分散型エネルギー社会への移行を象徴するものであり、それを支える基盤技術を獲得したことで、国土強靭化にも資するものです。

関電工では、今後も分散型電源システムの標準化やコストダウンを進め、地域マイクログリッドの普及拡大に貢献して参ります。

【動画】いすみ市地域マイクログリッドにおける大規模災害時の電源供給方法

いすみ市地域マイクログリッドの対象エリア
いすみ市地域マイクログリッドの対象エリア
大原中学校に設置したマイクログリッド電源システム
大原中学校に設置したマイクログリッド電源システム

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