リリース
当社子会社の労働災害における不適切事案の発生および再発防止策について
2023年02月07日
当社子会社のタワーライン・ソリューション(東京都豊島区、取締役社長:大石祐司、以下「TLS」)の工事において発生した労働災害について、適正に労働基準監督署に報告していない事象がありましたので、お知らせいたします。
TLS は、管轄の労働基準監督署より是正勧告を受け、是正報告書を提出いたしました。また、TLSの協力会社は、2月6日に、労働安全衛生法違反の疑いで、書類送検されました。
当社グループといたしましては、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、本件を厳粛かつ真摯に受け止め、再発防止の徹底に努めてまいります。
1.概要
2022年4月19日、群馬県内の送電線工事において、TLSの協力会社の作業者が右足首を骨折し、約2か月休業しましたが、労働者死傷病報告を管轄の太田労働基準監督署に提出しておりませんでした。
また、TLSは当該協力会社に対し、労働者死傷病報告書を所轄の労働基準監督署に提出させ、労働安全衛生法等の規定に違反しないよう必要な指導を行っておりませんでした。
2.再発防止対策
本事案の発生を受け、TLSでは、弁護士を含む調査委員会を設置し、事実確認と原因究明を進めた結果、本件が生じた原因として、コンプライアンス違反に対する認識の欠如などが確認されました。
以下の再発防止対策を実行し、抜本的な意識改革を図り、信頼回復に向けて取り組んでまいります。
- 役員、従業員、協力会社に対し、コンプライアンス、法令知識等の教育強化
- 労働災害報告ルールの抜本見直し
- 組織の見直しと協力会社との関係の再構築
- 内部監査体制の強化
なお、TLSは、その他不適切事案についても、現在調査中であり、これらも含めて当社グループは、再発防止の徹底に努めてまいります。