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2015.05.11

ニュースリリース

ターボ機械協会賞 技術賞を受賞 ~中小水力発電所向け低コストかつ高効率なフランシス水車の開発において~

当社と東京電力株式会社、学校法人早稲田大学、田中水力株式会社、平和産業株式会社は、中小水力発電所向け低コストかつ高効率なフランシス水車の開発において、ターボ機械協会よりターボ機械協会賞 技術賞を受賞しました。

ターボ機械協会賞はターボ機械に関する技術の発展を奨励することを目的に、1983年(昭和58年)にターボ機械協会設立10周年記念事業の一環として設けられたもので、優秀な論文、技術それぞれに贈られるものです。

当社と学校法人早稲田大学、田中水力株式会社、平和産業株式会社は、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会(NEPC)の小水力発電導入促進モデル事業の補助事業「小水力向けフランシス水車の低コスト・高効率化に関する開発・実証事業」にて開発・設備実証を進め、また東京電力株式会社は技術・設備運用面の支援を行い協同で事業を進めてきました。

当該事業において、小水力フランシス水車の解析、実験、設計、製造を行い、従来の小水力機のコスト低減を図った上で発電効率を大幅に向上させました。

また、長寿命、高信頼性を同時に満たす新型水車を2014年12月に東京電力葛野川発電所下ダムに設置し運転開始致しました。

本技術は、従来の中小容量水車からコスト低減、効率向上の改善手法を示すものであり、今後の普及モデルとして、中小容量水車の開発、発展に大きく貢献するものであります。

小水力フランシス水車が設置された葛野川マイクロ水力発電所